散文詩

そうだ、誰も、みっともなく生きるのだ
そんなに美しさを追い求めて、誰が美しくあっただろう
それは誤魔化しで、そうと分かれば、かえって余計に醜く映るだろう
そんな風に、僕の眼には汚れた涙が流れるから、全てが薄汚れて見える
僕の眼には排泄物が流れるのだ
ならばこのまま、排泄物で洗われたこの眼に、真実の姿を見せてくれ
美しく美しく、本当に ...

散文詩

どのような人間でも、

人も羨む、美貌の顔のその人でも、
人目を憚る、醜い顔のその人でも、

人を惹きつける、愛らしい心を持ったその人でも、
人を遠ざける、厭わしい心を持ったその人でも、

人に愛されて然るべき、好ましいことをしているその人でも、
人に愛されることなど許せない、酷いことをし ...

散文詩

幸福も死も

それはじっとりとして熱い

 

この手からこぼれ落ちる

この指の間からすり抜けて

力強く 握りしめられもせず

この手から こぼれ落ちる

 

幸福も死も

それはじっとりとして

  ...

散文詩

何か言いたいことは?
何もない
生み棄てられた、まま、ただ、それだけだ、 それだけで、
私はあなたに出会いに行く

「あっ、あなた、私、見覚えがあって?私…似ていて、
あなた?知っているの、当然なのよ
私、あなたとか、そこの人だとか、向こうのあれだとか、
右の斜後ろを振り返らずに手を差 ...